それは例えばオハラ☆ブレイク。
噂には聞いていた「いとしのエリー」「はじめての僕デス」。
あー、これか。
こんな風にして歌ったわけか。
口ドラムとか口ギターとか、これかこれか…!
もう初っ端から胸が熱い。
ちなみに主催者の菅さんが着ていたCHABOさんのTシャツ、私も持ってます、お揃いです、と心の中で呟きつつ。
それは例えば横山健のナレーション。
台本はもちろんあるのだろうが、そこかしこから彼の感情が零れ落ちる声が聞こえてくる。
WOWOWで放送されたインタビュー、これは完全に永久保存版案件だった。
インタビュアー、あくまでもやんわりと表現しておくと、怖いもの知らず。
一年前から温めてきた企画という割に、宮本さんに発する言葉がいちいちハラハラする。
それはメンバーに対してもなのだが、だからこそ逆に彼らからのアンサーが、いつになく力強く感じられて、結果オーライ。
このところ笑顔満開、みたいな宮本さんを観る機会が多く、それはそれで最高に、いい顔してるぜ!なんだけど、やはりヒリヒリしたものも求めてしまう私にとっては、あぁ、やっぱりちゃんとヒリヒリするところでは、間違いなくヒリヒリしていらっしゃる、というヒリヒリの確認作業満載で大満足。
「ミヤジがすごいから」
「世界屈指の」
あたりの言葉を本人の口から聞けたのがね、痺れまくるわ。
文豪の苦悩とか、若き侍の苦悩とか、いろいろとダブるんだよなぁ。
私は、宮本のボーカルは間違いなく「世界屈指の」と、もう思っている
→自分でそう思っているだろうボーカリストは、ままいると思う
→しかし口に出して言うか言わないかというのは天と地ほどの違いがある
→宮本、口に出す
→結果、宮本、最高!世界屈指!
ということに着地。
なんか袋からとぅるとぅるとぅるとネクタイが何本も出てきたり、外歩きの際の旅行鞄的なものプラスお帽子姿とか、メガネをかけている様子とか、髭を剃る姿とか、でかいバングルとかいろいろと、それはもういろいろとスクショをして永久保存したいものばかりであったが、そんなことよりとにかく今回は「世界屈指」と、石くんの澄んだ眼から直接声が発せられたような、迷いのない「ミヤジだからじゃないですか」に私はノックアウトされた。
録画をしてくれた会社の先輩も「いや、凄いわ。
宮本さんも凄いけど、メンバーも、もの凄いわ。
でもそうじゃなきゃ30年続かないわ…。
ディスクのチェックをするだけのつもりが、全部真剣に観ちゃったわ」と驚愕しきり。
そうでしょう、そうでしょうとも。
番組内ツアー中の「やさしさ」を歌っている姿が映し出された。
仙台公演の「やさしさ」だった。
ぶわっ、とあの時の驚きと感動が思い出された。
そう、あの時のコンサートブログにも書いたが、私の中のあの日のベスト曲が「やさしさ」だった。
こうして映像で観ても、やっぱり素晴らしいと思った。
あー、あの虹を宮本さんもちゃんと観ていたんだな、とか、紅白が決まってからの初めてのコンサートの時の割れんばかりの拍手とか、観たかった、聴きたかったことだらけだった。
みんなの顔が浮かれていない、と言った時の宮本さんの顔、痺れる。
さてアルバム感想の更新がなかなかできないのは、エピック期がやはりちょっと特別だから。
書くというのは、そのアルバムが発しているものに向き合うエネルギーが必要だと思っているのだがエピック期の一枚一枚は、そのエネルギーの出方が四方八方から出ていて、へぼキャッチャーの私は受け止め損ねてばかりいる。
負けてばかりいる。
もう少し時間をかけて書こうと思っている。
あ、エレカシ卓上カレンダー、二月もこれまた素敵ですね。
私は我慢強いので、いまだその月以外の写真は観ておりません。
ですので、めくった瞬間の歓喜の声が時に実際に発せられてしまうという弱点がございます、会社で。
二月も、ひゃっ!となりました。
髭、いいです、いいです。